なないろこどもクリニックより、12年分の感謝をこめて 20251001

本日、2025年10月1日、なないろこどもクリニックは開院12周年を迎えることができました。

この日を無事に迎えられましたのも、ひとえに当クリニックを信頼し、大切なお子様を託してくださる地域の皆様の温かいご支援の賜物です。そして何よりも、時には涙をこらえながら、時には元気な笑顔で、私たちにたくさんの勇気をくれたこどもたち一人ひとりのおかげです。スタッフ一同、心より深く感謝申し上げます。

「なないろ」という名前には、雨上がりの空に架かる虹のように、こどもたちの未来が明るく、希望に満ちたものであってほしいという願いを込めています。また、こどもたちが持つ無限の可能性と、一人ひとりが放つ個性豊かな「色」を大切にしたいという想いも込められています。

12年という歳月を振り返ると、たくさんの笑顔が思い出されます。開院した年に生まれた赤ちゃんが、今では元気にランドセルを背負い、もうすぐ中学生になろうとしています。小さな手のひらをそっと握って診察室に入ってきた子が、今では自分の言葉で症状を伝えてくれるようになりました。

初めての高熱に不安な夜を過ごされたお父様、お母様。夜中の咳、突然の発疹、公園でのすり傷。心配そうな顔でクリニックのドアを開け、帰る頃には少しだけ安堵の表情に変わる。そして後日、「元気になりました！」と手を振ってくれる小さなヒーローやヒロインたちの姿。その一つひとつの光景が、私たちの何よりの喜びであり、かけがえのない宝物です。

私たちは、単に病気を治す場所ではなく、こどもたちとご家族の心にそっと寄り添う「止まり木」のような存在でありたいと願ってまいりました。不安な気持ちを少しでも軽くし、子育てという尊い営みの中に、ほんの少しでも安心をお届けできていたなら、これほど嬉しいことはありません。

これからも、私たちは初心を忘れることなく、お子様一人ひとりの目線に立ち、丁寧で温かい医療を提供していくことをお約束します。どうぞ、これまでと何も変わらず、心配なこと、気になること、どんな些細なことでも、お散歩のついでに立ち寄るような気持ちで、お気軽にご相談ください。

クリニックの扉は、いつでも皆様のために開かれています。

これからも、こどもたちの健やかな成長を地域の皆様と一緒に見守り、支えていける存在であり続けられるよう、スタッフ一同、一層努力してまいります。

今後とも、なないろこどもクリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年10月1日

なないろこどもクリニック 院長・スタッフ一同