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2025年の診療終了にあたって    20251227

日頃より、なないろこどもクリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。

本日をもちまして、2025年のすべての診療が終了いたしました。

今年も多くのお子様の成長を見守らせていただくと同時に、ご家族の皆様と共に、様々な感染症と戦い抜いた一年でもありました。この場をお借りして、大切なお子様の健康管理に日々奮闘されている保護者の皆様に、心より敬意と感謝を表します。

さて、今年を振り返りますと、感染症の動向に大きな変化を感じる一年でした。

かつて私たちの生活を一変させたCOVID-19(新型コロナウイルス)は、幸いなことに以前ほどの脅威ではなくなり、日常の中に溶け込む形となりました。しかし、それに代わるようにして、今年は季節性インフルエンザが猛威を振るいました。

特筆すべきは、その流行時期です。例年であれば冬本番を迎えてから流行するはずが、今年は10月後半という異例の早さで感染が拡大しました。ワクチンの接種がまだお済みでないお子様が多い時期での流行だったため、またたく間に広がってしまった印象があります。この経験を踏まえ、来シーズン以降はインフルエンザワクチンの接種スケジュールの見直しが、我々医療者にとっても、また親御様にとっても大きな課題となると感じています。

また、ワクチンに関しては、痛みを伴う従来の注射型に加え、鼻に噴霧するタイプで約1年間の効果が期待できる「フルミスト」の存在感が増してきました。お子様の負担を減らしつつ長く効果が続くこの選択肢が、今後は主流になっていくのではないかと予感しています。

インフルエンザ以外にも、今年は伝染性紅斑(リンゴ病)や百日咳などが例年に比べて非常に多く発生し、まさに「感染症の当たり年」とも言える状況でした。

そんな中、当院にとって一番のビッグニュースとなったのが、高性能PCR検査機器「SpotFire(スポットファイア)」の導入です。

この新しい検査機器の導入により、呼吸器感染症の診断精度は劇的に向上しました。これまで症状だけでは診断が難しく、確定診断に時間を要していた「百日咳」を、その場で迅速に見分けられるようになったことは、小児医療の現場において非常に画期的な出来事でした。

さらに、SpotFireを使用することで、これまで「一般的なかぜ症候群」として扱われていた症状の中に、実はこれほど多くの「マイコプラズマ感染」が隠れていたのかと、私自身も驚かされる毎日でした。原因が特定できるということは、より的確な治療につながり、何より親御様の安心感にもつながると確信しております。

2026年も、ウイルスの変異や新たな流行など、様々な感染症と対峙することになるでしょう。しかし、どうぞご安心ください。我々なないろこどもクリニックのスタッフ一同、進化した診断技術と変わらぬ情熱を持って、お子様の健康を守るために戦う準備はすでに整っております。

皆様、どうぞ温かくして、健やかな年末年始をお過ごしください。

新しい年も、元気な笑顔にお会いできることを楽しみにしております。

本年も誠にありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ちなみに、2026年1月2日は休日当番のため9時から17時まで一般診療を行います。どうぞよろしくお願いします。
 

なないろこどもクリニック

院長


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