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自宅での鼻吸い 20250109
自宅での鼻吸い(鼻腔吸引)は、お子さんの呼吸を楽にし、中耳炎や副鼻腔炎の悪化を防ぐために非常に重要です。コツを掴むまでは大変ですが、ポイントを押さえるだけで効率がぐっと上がります。
自宅での鼻吸いを成功させる5つのコツ
1. タイミングを合わせる
鼻水が一番抜けやすいのは、湿り気を帯びて柔らかくなっているときです。
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お風呂上がり: 蒸気で鼻水が緩んでいるため、最も効果的です。
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寝る前・起きた直後: 寝ている間に溜まった鼻水を出すことで、安眠や授乳のしやすさにつながります。
2. 鼻の穴に対して「垂直・水平」を意識する
ノズルを鼻の穴の向きに合わせて上向きに差し込みがちですが、実は鼻腔は耳の方(顔の面に対して垂直)に向かって広がっています。
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コツ: ノズルの先を**「耳の穴の方」**に向けるイメージで、水平に挿入すると奥の鼻水まで届きやすくなります。
3. 角度を微調整する(「ジュボッ」と鳴る場所を探す)
一箇所で固定せず、少しずつノズルの角度を変えてみてください。
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コツ: 鼻水が一番吸い込めるポイント(ジュボジュボと音がする場所)を見つけたら、そこで3〜5秒ほど保持します。長時間吸い続けると粘膜を傷めるため、数秒吸っては離す、を繰り返します。
4. 事前に鼻水を柔らかくする
鼻水が固まっている場合は、無理に吸わず「生理食塩水」や「市販の鼻洗浄液」を1〜2滴垂らして、数分待ってから吸うと驚くほど楽に抜けます。
5. お子さんの姿勢を固定する
暴れてしまうと鼻の粘膜を傷つけてしまいます。
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コツ: お子さんを仰向けに寝かせ、親の太ももでお子さんの頭を優しく挟んで固定すると、両手が使えてスムーズです。
市販の鼻吸い器 徹底比較
主流の製品をタイプ別に比較しました。
【据え置き型・電動タイプ】
しっかり吸いたい、長く使いたい場合に最適です。
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ピジョン:電動鼻吸い器 SHUPOT(シュポット)
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特徴: 2026年現在、非常に人気のあるモデルです。動作音が比較的静かで、洗浄パーツが少なく、お手入れのしやすさが追求されています。
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メリット: 吸引力が安定しており、パーツが食洗機に対応している点も忙しい親御さんには高評価です。
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シースター:メルシーポット S-504
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特徴: 「鼻吸い器といえばこれ」と言われるロングセラーです。とにかく吸引パワーが強く、粘り気のある鼻水もしっかり吸い出します。
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メリット: 病院に近いレベルのパワーを求めるなら第一選択です。部品の買い替えも容易で、長く使えます。
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【ハンディ型・電動タイプ】
外出先や、夜中のちょっとした鼻詰まりに使いたい場合に便利です。
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ベビースマイル:S-303
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特徴: 片手で持てるコンパクトサイズ。電池式でどこでも使えます。
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メリット: 持ち運びに特化しており、音が静かです。
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デメリット: 据え置き型に比べると吸引力はやや劣ります。
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【手動タイプ(真空ポンプ式)】
電源不要で、音に敏感なお子さんに適しています。
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知母時(チボジ / CHIBOJI)
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特徴: 台湾発の真空ポンプ式吸引器です。ハンドルを引くことで強力な真空を作り出し、鼻水を吸い取ります。
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メリット: 電動並みのパワーがありながら音が全くせず、鼻の穴にノズルを深く入れる必要がないため、お子さんが嫌がりにくいです。
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口吸い・スポイトタイプ(ピジョン、丹平製薬など)
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特徴: 親が口で吸ったり、ゴム球で吸う最もシンプルなタイプ。
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メリット: 安価でどこでも手に入ります。
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デメリット: 親に風邪がうつるリスクがあることや、吸引力に限界がある点が課題です。
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使用上の注意点
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やりすぎない: 1日3〜4回を目安にしましょう。過度な吸引は鼻の粘膜を乾燥させ、炎症や鼻血の原因になります。
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片方の鼻を塞がない: 両方の鼻が塞がると耳に負担(中耳炎のリスク)がかかります。必ず片方ずつ行い、もう一方は開けておいてください。
