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スマホ育児:利用時間 20260111
乳幼児期のスマートフォン利用については、世界保健機関(WHO)や日本小児科医会などが、こどもの健やかな発達を守るためのガイドラインを提示しています。
年齢別の推奨利用時間(目安)
以下の時間は、テレビやDVD、ゲーム機などを含む「スクリーンタイム(画面を見る時間)」の総計としての目安です。
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0歳から1歳(2歳未満)
スマホやテレビなどの画面視聴は、基本的に「なし(推奨しない)」とされています。ただし、遠方に住む親族とのビデオ通話などは、対面に近い相互作用があるため例外とされることが多いです。
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2歳
1日の利用時間は「長くても1時間以内」が推奨されています。時間が短ければ短いほど、こどもの発達には良い影響があるとされています。
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3歳から5歳
引き続き、「1日1時間以内」が目安となります。この時期は、画面を見る時間よりも、外遊びや手先を使った遊び、周囲の人との対話が優先されるべき時期です。
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6歳
小学校入学前後のこの時期は、「1日1時間から、長くても2時間以内」が一般的な目安です。学習用アプリなどの利用も増える時期ですが、日常生活や睡眠に支障が出ない範囲にとどめる必要があります。
利用にあたっての重要なルール
時間の長さだけでなく、「どのように使うか」という質の部分も非常に重要です。
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「ながらスマホ」を避ける
食事中や、親子の会話が必要な場面での利用は控えましょう。また、親自身がスマホに夢中になり、こどもの呼びかけに反応しない状態(テクノフェレンス)を作らないよう注意が必要です。
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30分に一度は目を休める
視力への影響や目の疲れを防ぐため、連続して30分視聴したら、一度画面から目を離して遠くを見るなどの休憩を挟むことが推奨されます。
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寝る1時間前には終了する
ブルーライトは睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制します。良質な睡眠を確保するため、就寝前の利用は避けましょう。
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「受け身」ではなく「対話」を
こどもにスマホを預けっぱなしにするのではなく、なるべく「今の面白かったね」「これは何かな?」と親子で会話をしながら、一緒に楽しむスタイルを心がけてください。
長時間利用のリスク
過度な利用は、以下のようなリスクに直結します。
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視力・姿勢: 近視の進行や、不自然な姿勢による身体の歪み。
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睡眠障害: 寝つきが悪くなる、夜中に目が覚めるなど。
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発達の偏り: リアルな体験(感触、匂い、空間把握)の不足による、社会性や運動能力の成長の遅れ。
注記: これらの数値はあくまで国際的なガイドラインに基づく「理想的な目安」です。各家庭の状況に合わせて、無理のない範囲で少しずつコントロールしていくことが大切です。
