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赤ちゃんの視力の発達について 20260706
生まれたばかりの赤ちゃんは、実はほとんど目が見えていません。0歳児の1年間は、脳の視覚皮質や眼球の機能が劇的なスピードで急成長する、人生で最も重要な時期にあたります。
月齢ごとの視力と見え方の目安
新生児(生後すぐ)
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視力の目安: 0.01〜0.02 程度
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見え方の特徴: 焦点が合うのは顔から20〜30cmほど(ちょうど授乳中にお母さん・お父さんの顔が見える距離)です。色の識別はまだ未熟で、コントラストの強い「白と黒」のような世界を見ています。
生後1〜2ヶ月
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視力の目安: 0.02〜0.03 程度
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見え方の特徴: 黒・白・グレーだけでなく、「赤」のようなはっきりした原色が徐々に分かり始めます。動くものをじっと見つめる「注視」や、ゆっくり追う「追視(ついし)」が始まります。
生後3〜5ヶ月
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視力の目安: 0.04〜0.08 程度
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見え方の特徴: 緑や黄、青などの色の区別がつくようになります(三色型色覚の確立)。両目のチームワーク(両眼視)が発達し始めるため、物の奥行きや立体感が少しずつ認識できるようになり、自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」もこの頃盛んになります。
生後6〜8ヶ月
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視力の目安: 0.1 程度
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見え方の特徴: 人の顔の識別がかなり正確になり、いわゆる「人見知り」が始まる子も出てきます。立体感がしっかりしてくるため、目の前にあるおもちゃへ正確に手を伸ばして掴めるようになります。
生後9〜12ヶ月(1歳前後)
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視力の目安: 0.2 程度
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見え方の特徴: ハイハイや伝い歩きで自ら動き回ることで、空間の広がりや距離感を正しく掴めるようになります。1歳を迎える頃には、かなり遠くにあるものや、小さなゴミ・お菓子のクズなどを見つけて指差すほどに視覚が研ぎ澄まされます。
視達を促すポイントと注意したいサイン
赤ちゃんの視力は、「実際に物を見て、網膜から脳へ刺激を送り続けること」によって初めて育ちます。
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発達を促す工夫:
生後3ヶ月頃までは、はっきりした色(赤、黒、白など)の絵本やモビールを、顔の近く(20〜30cm)で見せてあげると効果的です。また、目を合わせて笑顔で話しかけることが、視覚と脳のベストな刺激になります。
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気にかけておきたいサイン:
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生後2〜3ヶ月を過ぎても目が合わない、動くものを追わない
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片方の目が常に内側や外側を向いている(斜視の疑い)
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黒目の中心(瞳孔)が白く濁って見える
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乳幼児健診の役割
生後3〜4ヶ月健診や後期健診(9〜10ヶ月)では、医師が光の反射や追視の様子を必ずチェックしています。もし気になる行動があっても、多くは成長とともに左右のバランスが整っていきますが、万が一ピントが全く合わない状態(強度の屈折異常や先天性の疾患)が放置されると、将来的な「弱視」につながるリスクがあります。日頃の様子で少しでも不自然さを感じたら、健診時や小児科・眼科で気軽に相談することをおすすめします。
