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男の子のHPVワクチン接種 20260707
「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」と聞くと、「女性の子宮頸がんを予防するためのもの」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし現在、その常識が大きく変わりつつあります。
東京都23区や宮崎県、山形県など全国の多くの自治体、そして千葉県内でもいすみ市をはじめとする地域で、小学6年生から高校1年生の男子を対象にした接種費用の公費助成が急速に広がっています。
なぜ今、男の子への接種がこれほど推奨されているのでしょうか? そこには「自分を守る」と「大切な人を守る」、2つの大きな理由があります。
男性特有のがんや性感染症から「自分を守る」
HPVは、決して女性だけに関係するウイルスではありません。男性にとっても、以下のような深刻な病気の原因になります。
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中咽頭がん(喉のがん): 近年、男性の間で急増しているがんです。国内の男性の罹患者数が、女性の子宮頸がんに迫る勢いで増えているというデータもあります。
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肛門がん・陰茎がん: HPVの持続的な感染が原因で発症します。
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尖圭(せんけい)コンジローマ: 男女ともに生殖器のまわりにイボができる、再発しやすい性感染症です。
ワクチンを接種することは、将来のこれらのがんや病気のリスクから、息子の身を直接守ることにつながるのです。
社会全体の流行を止め「大切な人を守る」
HPVは主に性交渉によって感染する、ごくありふれたウイルスです。生涯で一度は感染すると言われるほど身近だからこそ、女性側だけが予防していても、男性側がウイルスを媒介してしまえば、感染の連鎖を断ち切ることはできません。
男性がワクチンを打つことは、将来のパートナーを子宮頸がんのリスクから守ることになります。海外ではすでに男女双方への接種が標準化されており、国全体でHPV感染率や関連疾患が劇的に減少したという明確な成果が出ています。
八千代市の現状と、私たちにできること
非常に重要なワクチンである一方、日本の制度上、男性への接種は現時点で「任意接種」の位置づけです。国が全国一律で無料化(定期接種化)するまでには、まだかなりの時間を要するとみられています。
残念ながら、私たちの八千代市では、まだ男児のHPVワクチン接種に対する助成の動きは見られず、当分は全額自己負担での接種となりそうです。
しかし、全額自己負担となると数万円以上の高額な費用がかかり、受けたくても躊躇してしまうご家庭が少なくありません。子どもの健康を守るための選択肢が、経済的な理由で狭められてしまうのは避けたいものです。
だからこそ今、行政(市)に対して助成化を求める働きかけが必要です。
すでに助成を始めている他自治体の多くも、保護者や医療従事者からの切実な声が集まったことで動いています。八千代市でも、一人でも多くの方が「男児への助成を行ってほしい」という要望書(市民の声)を市に届けることで、早期の助成実現へ大きく一歩近づくかもしれません。
保護者のみなさまへ
HPVワクチンは「初めての感染(性交渉の経験)の前に打つ」ことで、最も高い予防効果を発揮します。だからこそ、小学校高学年から高校生というこの時期が対象になっています。
「まだ先のこと」と思わずに、将来のすべての子どもたちが等しく健康を守れる街にするために。ぜひみんなで声を掛け合い、市への要望という形で小さなムーブメントを起こしてみませんか?
市民の声を届けるルートとしては
① 行政の公式窓口(市民の声・市長への手紙)
市の公式ウェブサイトにある「市民の声(ご意見・ご要望)」の投稿フォームを利用するか、市役所や公民館などに設置されている「市長への手紙」のポスト・郵送を利用します。
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担当課: 最終的には「健康づくり課(保健センター内)」に回されますが、「市民の声」を通すことで、市として正式に記録・管理され、市長や幹部層の目にも留まりやすくなります。
② 市議会議員への相談(請願・陳情、または個別相談)
自治体を動かす上で非常に強力なルートです。地元の市議会議員(特に子育て支援や医療政策に熱心な議員)に直接「男児のHPVワクチン助成を進めてほしい」とメールや面会で要望を伝えます。議員が議会の一般質問で取り上げることで、行政側が検討を加速させるケースが多々あります。個人的には、高山としあき議員、石山やすゆき議員がおすすめです。
